ランパと歯列矯正の違いについて
いつもご覧いただきありがとうございます。
歯科で、矯正といえは歯列矯正であり、なるべく効率よく、審美的に歯並びをきれいにする方法を中心に考えられています。
もちろん治療行為ですのでほとんどのケースで問題は起こらない方法だからこそ一般的な治療法として確立しています。
一方ランパ矯正は、骨格矯正であり、効率よく歯を並べる矯正とは対極にあるものです。
頭の骨を構成する頭蓋骨の中で上の顎の骨を、よりよいところへ位置付けることに時間を費やします。そのことで、歯列だけ扱う矯正と違い、鼻腔の歪みが解放さたり上咽頭のスペースの変化が起こり呼吸しやすくなるといった効果を期待できます。
長い間頭蓋骨は動かせないものとして捉えていましたが、上顎の前方成長をテーマに考えてこられた東京の三谷先生が開発されたランパ治療で前方への成長ができるということが海外の学会でも評価されております
このランパ治療では、歯列矯正のように左右対称にこだわった歯並びを整えることは主たる目的ではありません。
さらにきれいにしたい場合は、追加で歯列矯正をすることも可能です。
ランパによる治療では、1日12時間以上顎外固定装置(これをランパ装置と言います)装着で90日を1セットとして、それを2~3セット繰り返します。
ランパ装置を外している間では、取り外しができる床装置を使って次のランパに備えたり、下あごに関しては特殊な床装置にて成長をサポートします。
あまり日中の活動が活発でない小学生のうちに、顎外固定装置を利用した治療を終え、取り外しのできる床装置を用いて歯列を整えていくことを目標としております。
中学生になるとクラブ活動、塾など落ち着いて装置をつけていられる時間が少なくなりかねません。また12歳を過ぎると15時間程度の装着時間が必要となり、ランパ装置の装着時間が日中の生活時間帯までほぼほぼ費やして装着する必要が出てきます。
詳しくお聞きになりたい方は、院長より無料にてご説明させていただいております。お気軽にお尋ねください。ただし内容をしっかりお伝えする必要があるため予約制となります。あらかじめご連絡いただきますようよろしくお願いします。
前のブログ記事へ | 次のブログ記事へ |