今月の院長!ライフワークのランパ研修
いつもご覧いただきありがとうございます。
5月は、JOCG(顎口腔機能育成研究会)の例会(学術及び臨床検討会)がありました。
ランパ治療をされているほとんどの先生はこのJACGに入っていおられるのですが、この研究会の定例会は、毎年5月頃の例会と11月頃の総会であり、年2回は全国の積極的にランパ治療をされている先生と直接お話できる機会があります。それに加えて院長は、ランパ講習会1期生が年1回集まる会に参加するので、この10年は年3回ほぼすべてに参加しているようです。
ランパ治療は、バイオブロック治療の哲学ともいえるオーソトロピックという考え方を基盤として、日本で開発された比較的新しい骨格矯正方法です。
今でもランパ創始者の三谷寧師匠を中心に、より良い方法を模索しながら治療器具の開発、改良が進んでおります。常に進化し続けているので、研究会への参加はマストだと考えています。
ほとんどの治療には、利点と欠点がありますが、ランパ治療には見方によれば欠点はありません。
あるとすれば、大掛かりな装置が必要であること、口腔内の装置を一定期間外せないためお口の清掃環境がやや気になるところ、毎日12時間以上ランパ装置にて牽引しなくてはならないので親子共々大変なこと、などがネックとなるかもしれません。
ランパ治療は、歯並びにさほど問題なくても、頭部骨格のバランスが悪いことでおこる、舌や下あごのポジションの不正から、気道がせばまることでおこる睡眠時無呼吸や、上あごを含む中顔面の劣成長からおこる、鼻中隔彎曲や鼻閉など呼吸系にとても良い反応があります。
歯並びの改善が主訴だとすると、ランパ治療と一般の矯正を同じ天秤にかけてしまいますが、
そういうことではないと思っています。
当院では歯並びよりも大切な呼吸を第1に考えた骨格矯正をおすすめいたします。
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