口腔機能低下症を診断する7つの検査について
2020-06-17
いつもご覧いただきありがとうございます。
当院は、お口の健康から身体の健康を考えていく取り組みを開業当初から行ってまいりました。
お口の中だけでなく、身体も元気になっていただきたいという思いから考えた取り組みです。
今回当医院が取り組もうとしている口腔機能低下症についてですが、以前からブログにてお話ししている通り、お口には、食事をとるだけでなく、表情を作ったり、会話したり、呼吸したりするためにも大きく関係しております。
最近フレイル(虚弱)ということが言われはじめました。
日本では、1970年すでに高齢化社会となり、1994年には高齢社会となりました。そして現在、高齢化率21%強となり超高齢社会の真っただ中(2019年9月28.4%世界1位)、健康寿命を延ばしたい思いはみな同じではないでしょうか?
フレイルとオーラルフレイル
オーラルフレイルが全身のフレイルに影響を与えます。口腔機能を維持することは、将来の低栄養を防止し、寝たきりや要介護状態の予防につながるものと考えられています。
口腔機能を可視化する
体重や血圧のように検査値を知ることができたら、口腔の維持管理に関心をもっていただくことができないでしょうか?
検査機器の発展により口腔機能の計測が比較的簡便に歯科医院にておこなえ、また保険診療の対象となりました。以下の7つの検査をおこない、検査値を具体的に把握していただきます。口腔機能の維持向上のきっかけになればと考えます。
①口腔衛生状態不良
②口腔乾燥
③残存歯数
④舌口唇運動機能
⑤舌圧
⑥咀嚼機能
⑦嚥下機能
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