仕上げ磨きの大切さについて
いつもご覧いただきありがとうございます。
今回は仕上げ磨きについてお話しします。
『時期について』
歯が萌出したら、練習を始めましょう
最初は練習と思って仕上げ磨きをしてみてください。よっぽど不衛生でなければ、噛み合うようになるまではムシ歯はできませんので、最初からきちんと磨くことを意識しなくても大丈夫です。
機嫌のいいときはしっかりと、悪いときはささっとしてあげましょう。
萌出期は、強くするといけませんので、優しくブラシをあててください。
2歳半までに1日3回出来るようになるのを目標にするくらいでよいと思います。最初は1日1回から始めましょう。とにかくやってみなくてははじまりません。
仕上げ磨きは、大切とわかっていてもなかなか続けられないものです。スキンシップの一環と思って楽しくしてあげてください。
『嫌がるときはどうしたらいいの?』
仕上げ磨きの技術力アップで解決する場合があります。
例えば、ブラシを持つ手の力の入れ具合や、案外ブラシを持っていない方の手にも余計な力が入っていないかを気をつけてみるといいかもしれません。
よくあることですが、仕上げ磨きをする保護者のほうが一所懸命になり顔がまじめになっていると、怖がったり嫌がったりします。顔を引きつらせないで、ニコニコしてみるだけでも大丈夫な場合がありますよ。
『どんな歯ブラシを使ったらいいのでしょうか?』
お子さんは、歯ブラシを噛んだり投げ捨てたりしますので、すぐに歯ブラシの毛先が開いてきます。
ですので、子供用の歯ブラシと仕上げ磨き用は分けたほうがいいです。子供用は、キャラクターや好きな色のブラシなど、楽しくなるようなものや、喉を突いたりしない安全性の高いものを選んでください。
仕上げ磨き用は、にぎり手とブラシをつなぐ中間の部分が長く、毛先はやや柔らかめを選ぶとやりやすいでしょう。
『何歳まで仕上げ磨きをすればいいのでしょうか?』
うがいができるようになる頃には、自分である程度できるようになります。しかし、虫歯になりやすい時期は、3歳〜4歳の乳歯列完成期と6歳〜10歳の混合歯列期ですので、歯が萌出し始める1歳前から10歳ぐらいまでは、親の仕上げ磨きをお勧めしています。
磨いた後のチェックですが、ハードルを低くしてでも磨けたところを褒めてあげてください。子供は、褒められるのが大好きです。「上手ね!」とか「今日も頑張って出来たね」などその時に気がついたことを言ってあげましょう。
1才から10才は、けっこう長い期間ですが、親と一緒につちかう【歯磨き習慣】は、きっと一生の宝物になると思います。いつまでも自分の歯で、食事できる幸せを与えられるのだと信じてつづけましょう。
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