身体のおとろえはお口の機能の低下から ~まずはじめに~
2020-05-12
いつもご覧いただきありがとうございます。
ちまたでは、からだのおとろえに関して、ロコモとかフレイルとか難しいカタカナで紹介されていますね。当ブログではなるべく簡単にご紹介するように心がけています。
まずフレイル。とても広い視野でおとろえをとらえています。からだだけでなく社会とのかかわりから、心の持ちようまでを含めた、つまり枠組み、考え方です。
ロコモはその中のからだを動かす機能のおとろえ、もうちょっと進めていうと、ふしぶしが痛くて日常生活に支障が出てくるといった病態(病んだからだの状態)のことです。
さて、お口のはなしです。オーラルフレイルというのをご存知でしょうか。
このオーラルフレイルは歯科の中ではかなりポピュラーな考えかたなのです。
これまでも医科との連携で、糖尿病や心臓疾患、循環器障害、低体重児出産などと歯周病のかかわりに関するデータを歯科全体でアピールしてきました。
よくよく考えると、むし歯、歯周病、糖尿病(遺伝的なものを除く)は生活習慣病のくくりとなり、そこから心臓や血管への悪影響という流れが見えてきます。
ところがこういった生活習慣病とか老化は、理屈では違うものですが、それぞれを分けて考えることが難しいため、フレイルという考え方が生まれたということでよいと思います。
その前段階であるプレフレイルあたりにどうやらオーラルフレイルもあてはまるという見解となっており、その検査と対処法の指導にかかる料金が保険で認められています。(65歳以上の方に限ります。)
当院ではこれらのお口のおとろえを早めに察知していくことで、老化をなるべくおくらせるサポートをしていきたいと考えております。
検査等でご興味のある方は、当スタッフまでお気軽にお尋ねください。
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